小泉毅殺人障害容疑者を考える

被害者には心よりお悔やみ申し上げます。自首した犯人を厳罰に処していただきたいものです。犯行動機が昔ペットを殺された仇討ちであると言っていますが、元厚生労働省高級官僚とは直接結びつかないので他に動機があるのかもしれません。年金関係者を狙うなど言語道断であると一斉に報じていますが、「消えた年金、書き換えた年金、横領した年金などなど」合計数千万件に及ぶ未解決年金について、いままで誰も責任を取っていません。
責任者として該当するのは、いつまでに解決しますと言った大嘘発言をした首相や歴代の厚生労働大臣厚生労働省社会保険庁高級官僚達です。一人だけ具体的に名前を上げるとすれば長く厚生労働大臣をやった小泉純一郎元首相です。小泉毅犯人を糾弾する前に、トップにいた全員が責任について自らを謙虚に反省すべきです。メディアもその点を厳しく追及していただきたいです。解決が遅々として進まない現状に高齢化した年金被害者が哀れでなりません。
今回一番助かったのは、警察です。誰しも年金テロと思っていたので、年金に恨みを持つ人間が犯人像として考えていたにもかかわらず、年金には全く無関係な人間が犯人だったとすれば迷宮入りの可能性が大でした。犯人が自首してきたので警察は大助かりです。恐らく犯人担当の弁護士は、小泉毅被告が自首してきたことと精神障害を前面に出し罪の軽減化を図る可能性が大です。素人目に見てもとても正常人間とは考えにくいです。それから大事件が起きた時、いつも気になるのですが、知る権利かどうか知りませんが、メディアが犯人の家族も犯人と同罪であるかのごとき様相でよってたかって追い回すことです。犯人を厳しく追及するのは当たり前ですが、二十歳過ぎた犯人の家族は、原則責任がないはずです。犯人の家族は一番責任を感じてパニックなっているはずです。今後どうやって生きて行かなければなければならないか困惑しているはずです。そういう家族を責めるのを即中止すべきです。とにかく、世の中不景気の嵐が加速化してきているので、生活困窮者が続出すると思われます。「三食昼寝つきの監獄こそ最高の福祉施設」と考える人間が沢山いるようですので積極的に犯罪を犯し監獄に入りたい人間が増えてくると思われます。困った世の中になりました。   以上