秩父夜祭を見物して

12月3日バスツアーで埼玉県の秩父夜祭を始めて見に行きました。当日は快晴で最高の旅行日でした。現地に午後1時頃到着し、まず明るい内に秩父神社を起点として全体を歩きました。高さ3階にも達する6台の屋台の内4台を見ました。1台1台特長のある豪華絢爛な屋台でした。上町屋台の担当者に聞いた話しですが、屋台は釘一本使わないで組み上げられており、大変重量があり、そのままでは屋台を載せている山車が長期保管に耐えられないので、祭り終了後バラバラに細かく分離し保管するそうです。毎年祭り前に一人の棟梁の指示で組み上げ祭に備えるそうです。とにかく、夜7時から始まる6台の屋台が引き回される道順の見物に有効なポイントには午前中から陣取り合戦になっておりました。我々夫婦も3時頃から適当な位置に陣取り夜に備えました。立って4時間待つのは腰は痛くなるし足は冷たくなるし人は割り込んでくるし大変でした。また大勢の警察官が大声を発しながら交通整理に出ていました。当日は、約15万人の人出だったそうです。一台一台屋台が目の前を通過するたびにビデオカメラをまわしましたが、見物人に押されたり屋台の大きさ、移動の早さに圧倒され納得できる映像を納めることが出来ませんでした。いたし方ありません。有料の桟敷席にでも入れば良かったかもしれません。
毎年見に来る見物人が話していましたが、以前は見物人が25万人もいたので、少なくとも子供は潰されかねないので誰も連れて来なかったそうです。今年は子供連れも沢山いました。不況の影響がここまできたのかも知れません。この状況に祭主催者の方も残念がっていました。我々夫婦は、立ちっぱなしと道路のアスファルトから徐々に冷たさが伝わってきて耐えられなくなってきましたので、屋台を4台みた後、移動し、暖房と座席を求めてファミレスに飛び込みました。冷たさをシャッタアウトする登山靴を履いてくれば良かったと反省しました。同時並行で花火も夜空を飾りました。花火はJR秩父駅や道の駅「秩父」付近が良く見えました。帰りのバスの中は、疲れですぐ眠りに付いてしまいました。自宅に着いたのが翌日の午前2時頃でした。   以上

小泉毅殺人障害容疑者を考える

被害者には心よりお悔やみ申し上げます。自首した犯人を厳罰に処していただきたいものです。犯行動機が昔ペットを殺された仇討ちであると言っていますが、元厚生労働省高級官僚とは直接結びつかないので他に動機があるのかもしれません。年金関係者を狙うなど言語道断であると一斉に報じていますが、「消えた年金、書き換えた年金、横領した年金などなど」合計数千万件に及ぶ未解決年金について、いままで誰も責任を取っていません。
責任者として該当するのは、いつまでに解決しますと言った大嘘発言をした首相や歴代の厚生労働大臣厚生労働省社会保険庁高級官僚達です。一人だけ具体的に名前を上げるとすれば長く厚生労働大臣をやった小泉純一郎元首相です。小泉毅犯人を糾弾する前に、トップにいた全員が責任について自らを謙虚に反省すべきです。メディアもその点を厳しく追及していただきたいです。解決が遅々として進まない現状に高齢化した年金被害者が哀れでなりません。
今回一番助かったのは、警察です。誰しも年金テロと思っていたので、年金に恨みを持つ人間が犯人像として考えていたにもかかわらず、年金には全く無関係な人間が犯人だったとすれば迷宮入りの可能性が大でした。犯人が自首してきたので警察は大助かりです。恐らく犯人担当の弁護士は、小泉毅被告が自首してきたことと精神障害を前面に出し罪の軽減化を図る可能性が大です。素人目に見てもとても正常人間とは考えにくいです。それから大事件が起きた時、いつも気になるのですが、知る権利かどうか知りませんが、メディアが犯人の家族も犯人と同罪であるかのごとき様相でよってたかって追い回すことです。犯人を厳しく追及するのは当たり前ですが、二十歳過ぎた犯人の家族は、原則責任がないはずです。犯人の家族は一番責任を感じてパニックなっているはずです。今後どうやって生きて行かなければなければならないか困惑しているはずです。そういう家族を責めるのを即中止すべきです。とにかく、世の中不景気の嵐が加速化してきているので、生活困窮者が続出すると思われます。「三食昼寝つきの監獄こそ最高の福祉施設」と考える人間が沢山いるようですので積極的に犯罪を犯し監獄に入りたい人間が増えてくると思われます。困った世の中になりました。   以上

若者の車ついての考え方

先日、某テレビ番組で若者の「車所有」に関するインタビューをしていました。私の現役時代のように年々右肩上がりで給与が上がる時代でないことや携帯電話代の支払が少なくないことが原因か不明ですが、「車所有」に関する若者の考え方が激変しているようです。「金がかかるのでできるだけ車を持ちたくない、持ったとしても軽自動車にしたい」という意見が圧倒的に増えてきているようです。我が家も一時期自家用車を3台所有していましたが現在は1台を皆でシェアーしています。マーケットの状況も知らず1000万円クラスの高級車を製造販売する国産メーカーもあり時代錯誤も甚だしい気がします。さらに100年に一度と言われる経済危機が追い討ちをかけてきているので大不況は確実に来ます。
たとえば車関連産業が大幅売上げ減、利益減のためリストラの嵐が始まりました。他産業も追随するのは明らかです。のんびり出来るのは今だけかもしれません。老人はこの状況をただ見守るだけです。   以上

断末魔の麻生内閣

真の友人(麻生首相)の幸せを願うなら心を鬼にして「苦言を呈しなければならない」とよく言われます。右往左往する支離滅裂の二兆円の定額給付金騒動。公明党の発案?だったのかもしれませんが、「こんな無意味なもの止めた方が良い」と誰一人麻生首相をなだめる友人が出てきません。ようは殿には茶坊主は大勢いるけれど友人が1人もいないということの証明かもしれません。公明党公明党です。定額給付金が多くの国民に全く評価されていない状況を把握したら「こんなの止めましょう」と自民党へ提案したらどうでしょうか?某ラジオ放送局の川柳の一番が「くれるなら頂くけれど入れないよ」でした。何かやればやるほど国民に評価されない与党の断末魔の声が聞こえてきます。いまや一日も早く解散・選挙に向う以外局面チェンジ策はないのでしょう。   以上

WBC原では勝てない

日本シリーズ第七戦を見ていて巨人原監督は何が何でも勝とうとする気迫がまるで感じられませんでした。毎度、打者頼みで打者が打てないと「ハイソレマデ」状態の繰り返しです。この試合負ければ最後という切迫した采配をしませんでした。打者が打てなければ全投手を繰り出してでも勝とうとする姿勢が全く見えませんでした。苦しんでいる越智投手の替え時を完全に間違えました。西部のバッターがデッドボールを出した直後か二塁盗塁直後かのいずれかにクルーンを使ってでも勝とうとする意志が感じられませんでした。涼しい顔をして動かない原監督をみてテレビ解説者もうなっていました。逆に西部渡辺監督は、リードされていても総ての投手を使ってでもチャンスがくるまでこれ以上点をやるまいと頑張っていました。巨人はまるで一戦目か二戦目ののんびりした戦い方をしているようでした。結果は無惨でした。
この後、とても智将とはいえない投手采配に難のある原監督はWBC監督として大丈夫でしょうか?チームをまとめられるでしょうか?選手がきちんとついてゆくでしょうか?私の予想ではWBC優勝はまず不可能です。北京オリンピックの二の舞です。準決勝にも出れないでしょう。せめて原監督は日本シリーズが何故優勝できなかったか?一戦一戦詳細にブレークスルーしてください。それをクリアーしてからWBCへ望んでください。   以上

田母神前空幕長の錯覚

人間誰しも哲学を持って生きています。個人個人心の中で何を考え何を思うかは自由であり誰も束縛できません。ところが本人が何処かの組織に所属している場合、その思いを公称しても社会的影響の少ない人間とそうでない人間がいると思います。少なくとも航空自衛隊のトップにいた人が、正当性は別として対外的に公称している政府見解と違う言動をしては、その影響は計り知れません。特に中国、韓国、北朝鮮から悲鳴が上がるでしょう。単なる謝罪ではすまないでしょう。今後の行方については政府の対応を見守るしかありません。
話を彼の持論の正当性について考えて見たいと思います。彼と同じ意見の持主は、日本に少なからず存在しているのも事実です。
日本の国土が江戸時代から、北の北方4島(樺太?)から南の尖閣列島までとすれば、それ以外の外国の地で起きた事件や戦争について、たとえその国の一方から頼まれたとしても日本軍が介在していたとすれば日本の正当性は理解してもらえないと思います。その国の他方からみれば日本の侵略ということになってしまいます。第二次世界大戦は、枢軸国(ドイツ、イタリア、日本)が列強(米欧露など)より遅れて植民地主義を発動したということだと思います。日本、ドイツが発動した時はすでに列強により植民地の世界分割がほぼ完了した後だから、列強は怒りまくったわけです。少し前まで列強自らが南北アメリカ大陸、アフリカ大陸、オセアニアなどを侵略し、現地人たちの多くを皆殺しにしたり奴隷にしたりした張本人達だからです。不思議と列強は責められずに、ドイツ、日本だけが悪の権化として責められるのは片手落ちです。ユダヤ人の大虐殺や日本軍の大悪行は許されるものではありませんが、過去の列強の悪行も数え上げればきりないくらいそれはひどいものでした。歴史を超長期にたどれば、ローマ帝国だ、ペルシャ帝国だ、ジンギスカンだ、マケドニアだ、オスマントルコだ、ゲルマン民族の大移動だ、スペインの無敵艦隊だ、七つの海を支配したイギリス海軍(海賊?)だ、ナポレオンの侵略などなど世界各地で侵略が繰り返されて今日があるのは明白です。結論から言えば、人間なんてろくなもんじゃないということだと思います。目的(欲望)達成のためには平気で悪行をやり、後日、自分の行為を正当化する連中ばかりだからです。それを国が国益と称してやってしまう場合もあるので始末が悪いです。
田母神前空幕長も当時の状況を微細に見れば、ABC包囲網(列強から見れば出る杭を打つ手段)など日本側も反論したくなる場面もあるとは思いますが、歴史を超長期に見れば、日本の行為も単なる植民地主義の後発でしょう。植民地主義を先発した国と侵略された国が怒っただけでしょう。ようは日本側からばかり眺めないで、相手国側からも眺めてはいかがでしょうか。頭を冷やしてください。  以上

オバマ時代日本の対応

アメリカがオバマ新大統領になって大チェンジを図るようです。日本にとっては大問題です。はっきりしている事は日本がアメリカを思っているほどアメリカが日本を思っていないということです。北朝鮮問題でこのことがはっきりしました。アメリカは今後どのように変るか考えてみます。内部要因は、経済危機、つもり積もった総ての大赤字、大格差社会、高失業率などなどで国民はパニック寸前。外部要因は、テロの未解決、有限資源争奪戦、世界的食糧危機、地球温暖化などなどで行くも地獄退くも地獄状態。おそらくオバマ大統領は、まず経済的に得をする政策を強力に実行するはずです。たとえば
? 貿易赤字になる国には、赤字ゼロを要求するか、赤字分の見返りを要求する。
? 米軍が駐留する国には、駐留経費の大幅増額を要求する。
? 日本にはテロ危険地帯に兵を出せと要求する。
? 米企業を保護するために米本土の外国企業の規制強化(雇用数、販売台数等)をする。
? 知的所有権などソフト部門使用料の大幅アップを計る。
ようは、当たり前ですが、同盟国も含めて他国が不幸せになろうともアメリカ国民の幸せを第一義と考える。一種の鎖国政策を強力に推進すると思われます。日本もいつまでもアメリカ防衛の傘の下での経済優先を貫けなくなります。また、資源有限の世界なのでBRICSの台頭も激しくなるし、食糧も含めた大変な資源争奪戦時代に入ることは必定です。
従来の経済方式、つまり、単純に外国から資源を輸入し付加価値をつけて輸出して稼ぐことができなくなります。少ない資源の中で外国製品を二歩も三歩も抜いた高付加価値製品を開発し輸出する以外にありません。とにかく国内需要を掘り起こし、農業需給率を大幅アップし、出来る限り外国に頼らなくても生きていける社会を創生しなければならないと思います。日本にとって最大の問題は、テロ撲滅のため兵を出さなければアメリカも含めて諸外国からつまはじきにされるのも時間の問題だからです。日本の政治家の行動が見ものです。  以上